伊豆山神社とは? ご利益は? おすすめの強運お守りとは?二所詣で「走り湯」パワーをいただく

東海

伊豆山神社にお参りしました。

本殿へ続く800段以上の石段を上りながら、ずっと不思議な感じがありました。
山へ向かって歩いているのに、どこか海の気配が消えないのです。

森の神社とも、山の神社とも少し違う。独特の気配が最初から強く印象に残りました。

伊豆山神社はなんの神様?

伊豆山神社の祭祀の始まりは非常に古く、由緒によれば、御祭神は伊豆大神とされています。

火牟須比命(ほむすびのみこと)
天之忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)
栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)
邇邇芸命(ににぎのみこと)

応神天皇の時代に相模国大磯の海に現れ、仁徳天皇の時代に日金山へ飛来して祀られたと伝えられています。現存する木造男神像は平安時代中期の作で、日本最大級の神像として知られています。

海から現れ、山へと祀られた神。

この由緒にふれたとき、石段を上りながら感じた海の気配が、少しだけつながった気がしました。

同じ熱海に鎮座する来宮神社と比べると、伊豆山神社の空気はかなり違って感じられました。

来宮神社が、大楠を中心に内側へ意識が向かう場所だとすれば、伊豆山神社は、外へ向かって開かれている場所です。

海へ。伊豆の島々へ。
そして箱根や富士へ。

人の願いも、この場所を通って外へ広がっていく。

その流れが、伊豆山神社のどこか質実剛健な佇まいにつながっているように思えます。

平安時代後期には、伊豆山神社は山岳修験の霊場として広く知られるようになりました。後白河法皇撰『梁塵秘抄』では「四方の霊験所」のひとつにも数えられています。

海から来た神。湯の力。山の修験。そして熊野へとつながる信仰――伊豆山神社には、それらがすべて重なっています。

伊豆山神社の「走り湯」とは?

伊豆山神社の信仰の核となっているのが、「走り湯」です。

境内の下にある走り湯は、今も毎分170リットル以上の湯が湧き出る横穴式源泉で、日本でも珍しい古代温泉のひとつとされています。

かつては、この霊湯そのものが神格化され、「走湯大権現」と呼ばれていました。伊豆という地名も、「湯出づる神」に由来すると伝えられています。

火山の熱によって温められた水が、海辺の地から絶えず湧き出し続ける。そのせいか、伊豆山神社には「静まり返った神域」というよりも、何かが絶えず動き続けているような気配があります。

象徴的なのが、手水舎にいる赤白二龍(せきびゃくにりゅう)です。 伊豆山神社では、赤龍と白龍は神の化身とされ、温泉の守護神でもあるそうです。

伊豆山神社のご利益は?

伊豆山神社は、「関八州総鎮護」と崇められ、強運・天下取り・縁結び・防災・火難除け、家内安全などの神として信仰を集めています。本殿横には源頼朝と北条政子がここで逢っていた「腰掛石」が残り、縁結びの神社としても知られています。

源頼朝は、1188年(文治4年)、熊野詣にならった宗教行事として、お正月に伊豆山権現と箱根権現を参拝する「二所詣」を始めました。その後、三嶋神社とあわせて「二所三嶋詣」として一族で大事にされていったところから、いまでも開運・強運の「三社詣」をする方も多いようです。

自然の力と、人の願いが、絶えず行き交っている場所。伊豆山神社は、そんな「動いている祈り」の神社なのかもしれません。

中でも心に残っているのは、参道の脇にくつろいでいた猫の存在感です。

特別な存在というより、この場所の一部として自然にそこにいる。

あとから、スマホの待ち受け画面にすると願いを叶えてくれる存在として大事にされていることを知りました。2024年頃まではネットで写真を確認できるのですが、残念ながら最近の様子はわかりません。

伊豆山神社おすすめのお守りは?

伊豆山神社のお守りで特に惹かれたのが、黄色い牛王宝印守(ごおうほういんまもり)です。

鎌倉時代から伝わる、伊豆山神社で最も古いお守りで、最強運・万願成就・身体守のご利益があるそうです。赤白二龍が描かれた強運守も人気があるようですが、走湯山宝印と書かれたこの文字の強さが心に残りました。

伊豆山神社は、熊野信仰とも深く結びつき、一時は全国に末社が広がったそうです。確かにその字は熊野大社の護符に似ています。小さなお守りの文字にも、急に時空を超えてはるか昔の信仰や、遠い熊野の山々とつながってしまうような力強さを感じる……それが伊豆山神社の魅力なのだと思いました。

伊豆山神社へのアクセス

伊豆山神社
 御祭神
  伊豆大神
住所: 静岡県熱海市伊豆山708-1
アクセス:JR熱海駅からバスで約10分、「伊豆山神社前」下車、徒歩約5分
バス停近くからは約170~200段の階段で本殿へ上がれます
駐車場: あり(約5台、無料)
参拝時間:自由(ご祈祷受付 9:30-14:30)

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