須山浅間神社 2026年初詣に訪れたい富士山パワースポットのご利益は?人気の御朱印とは?

神社

富士山南麓に鎮座する須山浅間神社は、古くから富士山登拝の起点として信仰を集めてきた神社です。ご利益や御朱印、須山口登山道の歴史をたどると、この場所が2026年初詣に訪れたい理由が静かに立ち上がってきます。

須山浅間神社とは?

浅間神社と聞いて、賑やかに人が集まる総本宮・富士山本宮浅間大社を思い浮かべる方は多いでしょう。一方、須山浅間神社は、観光の華やかさとは少し異なる雰囲気をまとっています。

浅間神社群の中でも特に歴史が古く、日本武尊が創建したと伝えられ、源頼朝も巻狩りの折に戦勝を祈願したとされます。かつては富士登山の重要な起点として、多くの人々がここで心身を整え、山上へと向かいました。

駐車場に車を停め、数分歩くと赤い鳥居が見えてきます。川越しに目に入ってくる静かな杉木立の高さに、まず圧倒されます。参道から境内の周辺だけでも約16本あるとのことで、参道に入ると空気がすっと澄みわたり、時間の流れが緩やかになるのを感じました。境内に入ると、かつての賑わいと祈りの気配に触れるような気持ちになります。

須山浅間神社が、世界遺産・富士山の構成資産一つとして「知る人ぞ知る古来のパワースポット」と言われるのは、境内のあちこちに、長く積み重ねられた時間を感じさせるものがあるからかもしれません。

須山浅間神社のご利益は?

須山浅間神社の御祭神は木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと)。

全国に1300社ほどある浅間神社の多くで祀られている、富士山信仰を象徴する女神です。火中出産の神話で知られ、災いの中から命を生み出す存在として、安産や家内安全、再生などのご利益があるとされています。

公式サイトによれば、現在の本殿は1823年(文政6年)に再建されたものですが、その横には「古宮」と呼ばれる旧本殿が残されています。神社に残る棟札から、古宮は1611年(慶長16年)に建てられたと伝えられ、400年以上にわたって守られてきたことがわかります。

富士山南麓の須山は、溶岩と湧水に恵まれた土地であると同時に、噴火や水害と隣り合わせの場所でした。火を噴く神の怒りを鎮めるために建てられたのが浅間神社の始まりです。須山口登山道は、単なる登山のための道ではなく、須山浅間神社から富士山へと続く「祈りの道」でした。富士登山が始まったとされる1200年頃(平安時代末)、修験僧たちはまず須山浅間神社で身を清め、富士の神に向き合う覚悟を整えてから山へ入ったとされます。

1486年、聖護院の道興法親王が記した『回国雑記』には、須山から富士山麓に入った記述と和歌が残されています。「宝永の大噴火」で須山口登山道は一度「吹き飛んで」しまいましたが、それでも人々は再びこの道を開き直しました。須山口登山道は、自然の力を畏れ、神に身を委ねながら守ってきた、祈りそのものの軌跡なのです。

須山浅間神社のパワースポットとは?

須山浅間神社の境内には、ハート型(猪目)の窓を覗くと拝殿が正面に見える灯篭があり、人気スポットの一つになっています。しかし、ここで何よりも強く心に残ったのは、境内一帯にある「御神木群」の存在感でした。

どの木も立派なのですが、息をのむような木には静岡県の「認定御神木」の看板が立っています。境内に入って左奥の御神木は高さ約48m、太さは約7.8mで樹齢500年以上と書かれています。

境内には富士登山道の地図や、富士山信仰と生活の歴史を伝える解説パネルも設置されています。1976年ごろに伐採されたという杉の木の大きな切り株には、一番中心に「1600 頃 関ヶ原の戦い」、そこから外側に向かって年輪ごとに「1707頃 宝永の噴火により富士登山道遺滅」「1945頃 太平洋戦争終わる」などの説明がつけられています。文字通り、400年以上の年輪が目の前の切り株に実際に刻まれていることに、強く心を動かされました。

須山浅間神社の御朱印 人気の理由は?

須山浅間神社の御朱印は、毎月変わる季節ごとのデザインも話題の一つです。社務所も、季節ゆかりのものでかわいらしく飾られています。関わる方々の神社への思いと、参拝者へのおもてなしの心が伝わってきます。

須山浅間神社は「お願いをする場所」ではなく、富士山をめぐる長い歴史の中で、人が自然とどう向き合い、どう生きてきたかを感じる神社でした。同時に、自分自身もまた、その長い時間の流れの中にいることを思い出すような、不思議な場所でもあります。

2026年の初詣に、富士山南麓の静かな森で立ち止まり、一年の姿勢を整える。須山浅間神社は、そんな始まりにふさわしい場所だと感じました。

富士サファリパークに向かう方、アウトレットでお買い物の方も、ぜひ足を伸ばしてみてください。

須山浅間神社(すやませんげんじんじゃ)
御祭神
 木花佐久夜毘売命
住所:静岡県裾野市須山772
アクセス:
 JR東海道本線三島駅から バス約50分、須山バス停で下車徒歩10分 
 JR御殿場線裾野駅から バス約35分、須山バス停下車徒歩10分
 JR御殿場線御殿場駅から バス約25分、津土井バス停下車徒歩5分
 東名高速道路裾野ICから 約15分
開門時間:参拝自由(社務所は土、日曜日9:00~15:00頃まで、平日不定休)

公式Twitter

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