明治神宮のおみくじは当たる? 原宿の森でいただく「大御心」の意味

神社

はじめまして。Mizunaraです。
このノートでは、私が大好きな日本の神社や森をご紹介します。

初めは、明治神宮から。

誰もがよく知る明治神宮ですが、そのおみくじには「大吉」も「凶」も書かれてないという話を聞いたことがありませんか? それなのに、当たるとか当たらないとか、よく話題になるのが明治神宮のおみくじです。いったい何が書いてあるのか? まずはその中身と、本当のところ当たるのかどうか、についてお伝えします。

明治神宮のおみくじは、確かに吉凶占いを超えている

明治神宮のおみくじは、大御心(おおみごころ)という名前です。

大御心と呼ばれるのは、もともと国家の管理下にあった明治神宮が戦後、おみくじを出すことになり、吉凶ではなく、お二人が詠まれた御製・御歌がふさわしいということになったからではあります。が、確かに、占いとか吉凶を超えたどこかもっと大きなメッセージ、まさに大きな御心をいただく感じがします。

そして実際のところ、そのメッセージは本当に吉凶を超えて、よく当たるのです……というのは失礼だけれど、とにかく毎年、後から振り返ると不思議と本当にその通りだったなというようなことがあり、いただいた言葉が心身深くに迫ってくる体験になるのです。

明治神宮のおみくじは、12万首の歌から選ばれた30首からなる?

明治神宮の公式サイトによれば、白い和紙には明治天皇の御製(ぎょせい=天皇の作られた詩文・和歌)93,032首、黄色の和紙には皇太后さまが詠まれた御歌(みうた=皇后・皇太后・皇太子などがよまれた和歌)27,825首より、「特に人倫道徳の指針となる教訓的なものを15首ずつ、合計30首」が選ばれているそうです。

大御心は、まずは本殿にお参りをしてからいただきます。左右にある四角い筒から数字が入った竹籤を引き、棚からその番号と同じ和紙の短冊をいただきます。大吉や中吉といった吉凶ではなく、きれいな短冊型の和紙に、和歌とその解説文、そして英訳が書かれています。

見事に当たってしまった、明治神宮のおみくじのメッセージ

実際にどんな内容なのか、みてみましょう。

2024年暮れ、私がいただいたのは26番、黄色い紙に書かれた昭憲皇太后の御歌でした。

[義]  茂りたるうばらからたち払ひても ふむべき道はゆくべかりけり 

トゲの茨(いばら)、針のついた枸橘(からたち)などの生い茂っている困難な道でも、人として踏み行わなければならない正しい道は、どんなに苦労しても、強い信念を持って、勇敢に進むべきです。

  * * * * * 

未開の天地を拓き、狭い道をも広く、文化を常に高めて行くことが、創造の活(はたら)きで、人生の生き甲斐というものです。どんな困難をも正義によって勇敢に打開して進みましょう。(あらゆる困難を切り開いて、よりよい世の中へ)

Though overgrown with a dense thicket of briers and brambles, a path needing tread upon is one that must be followed. 

ーー「ええええええええ~」と、思わず境内で声が出てしまいました。そんなに厳しいのか……。でも実際に振り返ると、今年は公私ともにちょっと想定を超えたイバラ感あふれる困難なできごとがあれこれと起こり、でも気づけば日々の感覚から人間関係まですっかり未開の地に移り住んだように、変わってしまったのです。

当たったというかどうかはともかく。でも、このお歌をいただいていたおかげで、2025年は想像もしていなかった困難が次々に起きましたが、そのたびどこか冒険に出かけるような心持ちでいられた気がしています。英訳も、文学的ですがあらためて辞書を引き引き味わってみると、「まっすぐ進め」と言われているようで、これもあらためて元気をいただいたのでした。

また御礼にうかがおうと思います。

明治神宮のおみくじ「大御心」を味わえる一番のパワースポットは?

私が明治神宮でこのおみくじ「大御心」をいただく、一番好きなタイミングは冬至の日です。陰極まって陽となる新しい年の始まり。表参道から本殿まで、参道がそのまま太陽の光の道となるのが見られる日でもあります。

美しくなった原宿駅のそば、大きな一の鳥居から参道を入ります。

ゆっくりと森を眺め、鳥の声を聞きながら、ここが人工の森だということに驚きます。創建(1920年)の際に「100年後に自然の森になるように」という構想のもと、針葉樹と広葉樹が交じり、落ち葉が積もり、森が自ら再生していくように考えて植えられました。今では234種の樹木からなる生態系ができ、当初の想定を超えた“自然の森”となっています。

途中、「清正の井戸」や夫婦楠、あるいは芝生広場の亀石など、有名なパワースポットはたくさんあります。でも、私がおみくじのメッセージを一番味わえるパワースポットは、この森を貫く参道です。

途中に並ぶ、全国から遠い国から納められた日本酒とワインの樽、その前で嬉しそうに写真を撮る外国人観光客の方々に、平和のありがたさを感じます。その熱を得て、この参道を玉砂利の音とともに、地面のエネルギーを全身で受け取りながら往復するだけで、じわじわと元気をいただく感じがします。

ぜひこの年末年始には明治神宮のおみくじ、「大御心」を手に、参道を歩いてみてください。

明治神宮
御祭神
 明治天皇 
 昭憲皇太后

アクセス:JR山手線「原宿駅」 / 副都心線「明治神宮前駅」から徒歩1分
住所  :東京都渋谷区代々木神園町1-1(カーナビは「代々木1-1-2」とご入力を)
開門時間:5:00~6:40
閉門時間:16:00~18:30(日の出と共に開門し、日の入りに合わせて閉門)

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