伊勢・夫婦岩の二見興玉神社とは? 御祭神は? 神宮参拝前の禊とは? 参拝の順番は?

神社

お伊勢参りは二見から。

伊勢の二見興玉神社の合言葉のように出てくる言葉です。 確かに、お伊勢参りは二見浦の夫婦岩を遥拝することから始めるのが正しい順番とされています。なぜ、夫婦岩からなのか?二見興玉神社の御祭神とは? どんな順番で参拝するのがいいの? ーーお伊勢参りは二見興玉神社から、という言葉の奥に広がる、お伊勢参りの始めかたをご紹介します。

伊勢の夫婦岩と二見興玉神社のつながりは?

二見興玉神社がある二見浦には、大きな岩と小さな岩があり、そこに注連縄が張られています。

この間に、東の彼方にある神々の理想郷の国、「常世の国」からやってくる神が最初に寄り付く聖なる岩、「興玉神石」があり、その興玉神石を揺拝するための鳥居として夫婦岩を見立て、夫婦岩の間に注連縄を張り巡らせて「神の世と俗世とを隔離する結界の縄」とされました。

俗世からやってきた私たちは、夫婦岩で遥拝することにより、神の世に入ることを許されるという仕組みがここにあります。固定された境内ではなく、刻々と姿を変える海に結界があることにも、何か意味を感じます。

二見興玉神社の御祭神は?

二見興玉神社の御祭神は

興玉大神(おきたまのおおかみ) 別名 猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
相殿 宇迦乃御魂大神(うがのみたまのおおかみ)

猿田彦大神は、道を切り拓く神であると同時に、境目に立つ神。
天孫降臨の最初に現れた神が、お伊勢参りの最初に祀られているという重なりに、二見から始める意味がはっきりと浮かび上がります。

ご利益は縁結び・夫婦円満。境内にはいたるところに、猿田彦大神の使いである様々な大きさや表情の蛙がいます。

二見興玉神社で行われる、神宮参拝前の禊とは?

古来、二見浦一帯は禊浜と呼ばれ、これから神宮に向かう参拝者が、浜辺で水を浴び、心身を清め禊祓を行う場所でした。打越浜から夫婦岩(立石﨑)に至る浜は、清渚と呼ばれる「沐浴禊斎の霊地」。そこから、二見興玉神社へのお参りは「浜参宮」ともいわれます。

今も3月から10月までの毎月第3土曜日には、禊祓いの鎮魂修法が、翌日曜日朝には禊修法が行われ、特に岩の間から陽が昇る6月の夏至祭禊には多くの参拝者が集まります。参加できる年齢制限は70歳。いつか参加してみたいです…。

浜で禊をしなくても、ご祈祷を受けなくても、二見興玉神社に参拝すること、さらには「無垢塩草」という禊守をいただいて(2000円)、お清めとして参拝時に身につけたり、家に帰ってからお風呂に入れたり、玄関の注連縄につけたりお守りにしたりすることで、不浄を祓うことができるとされています。

もう一つ、岩屋の前には輪になった注連縄、「輪注連縄(わしめなわ)」がありました。

体の悪い部分をさすり、縄に託してお納めすると、不浄が払われると伝えられています。境内4箇所にある奉納場所には、輪が高く積まれていました。

二見興玉神社から始まる、伊勢神宮参拝の順番は?

二見から始まるお伊勢参りは、次は伊勢神宮の外宮へ、そのあとに内宮に行くのが慣わしとなっています。浜でのんびり過ごしたい気持ちに引っ張られながらも、1時間に1本しかない電車をつかまえようと、つい先を急ぐ気持ちになってしまうのが悲しいところ。

でも、外宮へは徒歩と電車で約30分かけて行くのがおすすめです。駅舎もホームも、そして待つ人たちもなんとなく穏やかです。

何より海に向かって開放的なお社と、文字通り風光明媚な夫婦岩の景色、潮風と海の香りに、これから始まるお伊勢参りへの期待感とともに自分までキラキラとした光を放ってしまっているのでは?という気持ちがしてくる場所でした。

二見で整え、外宮で受け取り、内宮で向き合う。
お伊勢参りは、そんな流れで少しずつ、静かに深まっていきます。

二見興玉神社
御祭神
 興玉大神(猿田彦大神)
 宇迦乃御魂大神

住所:三重県伊勢市二見町江575
アクセス:
JR参宮線「二見浦駅」から徒歩で約15分
またはJR・近鉄「伊勢市駅」・近鉄「宇治山田駅」から 「鳥羽バスセンター」行き、
または伊勢二見鳥羽周遊バスCANばす「夫婦岩東口」下車徒歩5分
駐車場あり
開門時間:
社務所 9:0016:00
拝殿前授与所 7:0016:45(112月末 7:0016:00)
龍宮社授与所・岩屋授与所 9:0016:30112月末 7:0016:00

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