関東最強パワースポット初詣「東国三社」の重要拠点、息栖(いきす)神社とは? 鹿島神宮・香取神宮との関係は? 一の鳥居の不思議とは?

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初詣やパワースポット巡りでも人気の「鹿島神宮」「香取神宮」と並ぶ、もう一つの聖地をご存じでしょうか。それが茨城県神栖市にある息栖(いきす)神社です。関東屈指のパワースポットと「東国三社(とうごくさんしゃ)」の一社として知られ、古くからお伊勢参りの禊ぎの地として信仰されてきました。

実はこの3社、きれいな三角形の位置関係にあります。その意味とは? 今回は息栖神社の歴史や御祭神、東国三社との気になる関係、そして有名な「忍潮井(おしおい)」のご利益まで詳しくご紹介します。

息栖神社と関東最強パワースポット「東国三社」の関係は?

「東国三社巡り」とは、茨城県南部から千葉県のエリアにある、息栖神社、鹿島神宮、香取神宮を巡ることです。関東以北の人は伊勢神宮にお参り後、この三社を参拝したといわれ、江戸時代には「お伊勢参りの禊ぎの三社参り」と呼ばれるほど篤い信仰を集めた旅でした。禊ぎの「下三宮巡り」という言い方もあるそうです。

不思議な名前の由来をたどると、1120年の国史書『三代実録』には「於岐都説神社」として記録されています。この名前が時代の流れの中で、於岐都説(おきつせ)=於岐都州(おきつす)=沖洲(おきす)となり、息栖となったという説があります。

確かに地図を見ると、息栖神社は常陸利根川に面し、鹿島灘、鹿島港に近く、利根川、霞ケ浦、北浦など水の豊かな地域にあり、江戸時代にはたくさんの人を乗せた船が行き交ったことが想像されます。実際、このエリアを訪れると、浦島太郎のお話のような、海との境界が薄くなるような感覚に陥ります。

息栖神社の御祭神は?

息栖神社の御祭神は次のとおりです。

主神 久那斗神(くなどのかみ):厄除招福・交通守護の神、井戸の神
相殿 天乃鳥船神(あめのとりふねのかみ):交通守護の神
住吉三神:海上守護の神

天乃鳥船神は鹿島神宮のご祭神、武甕槌大神(たけみかづちのかみ)と香取神社のご祭神、経津主大神(ふつぬしのおおかみ)が国護りの平定のため、東国(常陸・下総)に向かう際に、御先導をつとめられた神様です。

このため息栖神社は、旅の安全・交通安全・人生の道開きのご利益があるとされています。12年に一度の鹿島神宮「御船祭」では、今も息栖神社が先導船を務めるならわしが残り、三社の深いつながりを伝えています。

息栖神社と鹿島神宮・香取神宮との関係は?

古来より、この三社は「東国の守護」「武神の結界」として信仰されてきました。鹿島神宮の武甕槌大神、香取神宮の経津主大神、そして息栖神社の久那斗神。この三柱の神々が連携し、日本の東方を守護する要の位置に鎮座しているのです。

息栖神社から鹿島神宮・香取神宮へは車で約20分。地図を見ると、三社の位置関係が興味深いことに気がつきます。

息栖神社は、この三社を結ぶ直角二等辺三角形の頂点の位置関係にあるのです。さらに息栖神社の旧地(神栖市日川)を加えると、1辺が約12キロの正三角形になるそうです。この”東国三社トライアングル”を巡ることで、身体と心、そして運気の流れが整うといわれ、お札やカードなどの記念品をいただける「東国三社巡り御朱印」ほか、バスで回る「三社巡りツアー」も人気を集めています。

息栖神社 一の鳥居の不思議な井戸とは?

息栖神社のシンボル、それが一の鳥居の両脇にある二つの井戸「忍潮井(おしおい)」です。創建は194年とも伝えられる古井戸で、一の鳥居に向かって右の少し高い鳥居があるほうには、白御影石の男瓶(おがめ)、左側のやや低い鳥居がある井戸には、土器の形をした女瓶(めがめ)が納められています。

久那斗神が鎮まるご神体であり、縁結びのご利益でも知られます。不思議なのは、まわりは海水なのに、井戸の中は真水であること。しかも水が澄んだ日しか見えないため、この瓶がはっきりと見えた人には幸運が訪れると伝わります。

中では魚が泳いでいました。周囲の海水を押しのけて真水が湧き出てきたことから、潮を押し返す井戸=忍潮井の名がつけられたそうです。

そこから境内の方向を眺めると、拝殿が遠くに見えます。境内に入ると、緑に包まれた参道からすぐに、とても澄み渡った、やわらかくて穏やかな雰囲気に包まれます。お伺いしたのが夏至の日だったので、茅の輪くぐりで盛り上がる参拝者の中に入ってお参りをしました。場の朗らかな空気も加わって、とても前向きな気持ちになりました。

参拝後、日川の息栖神社跡地まで車で行ってみました。跡地自体は看板があるだけでしたが、途中の広い空と水が多い景色の眺めがとても気持ちよかったです。鹿島神宮・香取神宮とあわせて巡ると、確かに心身が整い、新しい一歩を踏み出す力をいただけそうな気がしました。

息栖神社
御祭神
 久那斗神(くなどのかみ)
 天乃鳥船神(あめのとりふねのかみ)
 住吉三神:海上守護の神

住所:茨城県神栖市息栖2882
開門時間:8:3016:00(社務所)
  9:0016:00(御朱印受付)
アクセス:
【高速バス】JR東京駅八重洲南口より高速バスかしま号(鹿島神宮駅行き)1時間30分、
「鹿島セントラルホテル」停留所下車~タクシーで5分、または徒歩30分
【電車】
JR総武線(成田廻り) 小見川駅下車、タクシーで10JR鹿島線 鹿島神宮駅または潮来駅下車、タクシーで20

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