東京・府中に鎮座する大国魂神社は、関東に縁のある人なら一度は訪れたい、1900年以上の歴史をもつ武蔵国の総社です。
2026年は午年。特に馬との結びつきが深いこの神社で新しい年の運気を切り拓くのがおすすめです。本記事では、大国魂神社の由来と歴史、馬との関係、冬至から節分まで限定で授与される特別なお札、そして参拝をより深く味わうためのアクセスと境内の見どころをご紹介します。
大国魂神社はなんの神様?その歴史とは?
大國魂神社の御祭神は大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)。
出雲大社の大国主神(おおくにぬしのかみ)と同神で、国土経営、衣食住、医療やまじないの術を人々に授けた神として信仰されてきました。縁結び、厄除け・厄払い、商売繁盛のご利益で知られています。
社伝によると、12代景行天皇の代、111年5月5日にご神託があり創建。東京・埼玉・神奈川県の一部に広がる武蔵国が発展するにつれ、出雲から派遣された武蔵国造がこの地を治め、大化の改新(645)後には国府が置かれるようになりました。
武蔵国の総社として、本殿の隣には6社 (小野大神・小河大神・氷川大神・秩父大神・金佐奈大神・杉山大神)が合祀され、「六所宮」とも呼ばれます。大国魂神社の参拝で、武蔵国全体の守護神にお参りできるのも、古くから人々に親しまれてきた理由です。
源頼朝による北条政子の安産祈願、徳川家康の江戸入城後の社領五百石の寄進など、武家政権からの篤い崇敬を受けてきた記録も数多く残っています。
大国魂神社と「馬」の深い関係とは?
大国魂神社と馬の結びつきは、武蔵国が武士の国であった歴史と切り離せません。
現在の東京競馬場一帯は、かつて大國魂神社にお供えする米を育てる御供田でした。その名残として、いまも今が主役となる神事が数多く伝えられています。
くらやみ祭りと競馬式(こまくらべ)
毎年4月30日から5月6日に行われる「くらやみ祭」は、関東三大奇祭の一つ。武蔵国の国府祭から続くもので、5月5日には8基の神輿が古式に則り、灯を消して闇夜の中を御旅所へ神幸します。(1961年からは夕方に行われています)
なかでも注目されるのが、5月3日夜に行われる競馬式。
平安時代から1000年以上続く行事で、烏帽子・直垂姿の騎手がお祓いと儀式を受けたのち、神社のある旧甲州街道200mを4頭の馬が3往復します。もとは駿馬を朝廷に献上する良馬を選ぶための検閲で、現在は東京競馬場の現役誘導馬が務めています。
流鏑馬と八朔相撲
6月には参道で「府中流鏑馬(やぶさめ)」が行われ、、平安期の武芸の姿を伝えます。また、御供田に由来する神事として、かつては5月6日にお田植え祭という神事が行われていました。子どもが田植えの終わった田で相撲をとるもので、現在も毎年8月1日に小学生を中心とした「八朔相撲祭」が開かれています。
大国魂神社 2026年 節分まで限定のお札とは?
大国魂神社でぜひ2026年の初めにぜひ授かりたいのが、冬至から節分までの期間限定で授与されるお札「一陽来復神璽」(いちようらいふくしんじ)です。
「一陽来復」とは、陰極まり陽が生まれること。冬至を境に、「あらゆる物事が良い方向へ進む」ことを意味し、運気上昇・金運上昇・商売繁盛などのご利益があるとされています。
お札は、その年の恵方に向けてお祀りするのが習わしです。2026年の恵方は「南南東」です。
大国魂神社へのアクセスは?
大国魂神社へは、JR府中駅か京王線府中本町駅から歩いて行けます。おすすめは、府中駅から続くケヤキ並木〜参道をのんびりと歩くことです。
源頼義・義家父子が戦勝祈願のお礼に苗木を寄進したのが始まりとされ、現在は国指定の天然記念物です。本殿裏には樹齢約1000年と伝わる大イチョウもあり、境内全体が静かで力強い空気に包まれています。
大国魂神社では年間を通して400近いお祭りが行われています。7月の「青袖・杉舞祭」「すもも祭」、11月の「酉の市」など、季節ごとに訪れ、1日かけて過ごしたあとは、府中本町駅隣の南多摩駅近くにある日帰り温泉「稲城天然温泉 季乃彩」で締めくくるのもおすすめです。
大国魂神社 御祭神 大國魂大神 小野大神・小河大神・氷川大神・秩父大神・金佐奈大神・杉山大神・御霊大神・国内諸神 住所:東京都府中市宮町3-1 アクセス:京王線 府中駅南口から徒歩5分JR南武線・武蔵野線 府中本町駅から徒歩5分 参拝者用の無料駐車場あり 開門時間 6:30 − 17:00(9月15日−3月末) 6:00 − 17:00(4月−9月14日) ご祈祷 9:00 − 16:00 御朱印受付 9:00 − 17:00

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