武蔵御嶽神社のおみくじは当たる? ご利益は? 不思議なパワーに満ちた聖地の回り方

東京

念願かなって、ずっと行きたかった武蔵御嶽神社に参拝してきました。

なかなか伺えなかったのは、「山道を登るのが大変」という話をよく耳にしていたからです。
でも実際に行ってみると、ケーブルカーを使えば無理なく山上までアクセスでき、古来からの聖地の力をしっかりと感じられる素晴らしい場所でした。

この記事では、初めてでも安心して参拝できる回り方と、よく当たると評判のおみくじ、そして実際に歩いて感じたこの場所の不思議な、そして深い魅力をご紹介します。

武蔵御嶽神社の神様は? ご利益は?

武蔵御嶽神社のケーブルカー下のバス停や駐車場からケーブルカー乗り場までは、ゆるやかな坂道を少し上るだけでした。
途中には整備された公衆トイレもあり、安心して向かうことができます。

この日は増便されていたこともあり、交通系カードも使えるので、ほとんど待つことなく乗車できました。約6分で一気に山上へ到着。駅から少し歩くとビジターセンターがあり、鳥や植物、山道ルートについての資料が充実しています。ついつい見入っているうちに引き込まれ、1枚の紙に季節の花の写真と名前が並んだきれいな資料(50円)など、いくつか購入してしまいました。

そこから先は、宿坊が並ぶ集落と森の道が続きます。時折現れる商店や茶店を眺めながら、帰りに立ち寄る場所を考えるのもお楽しみです。

武蔵御嶽神社は、標高929mの御岳山山頂に鎮座し、創建は崇神天皇7年(紀元前91年)と伝わります。
古くから山岳信仰の中心として崇められ、奈良時代には僧・行基が蔵王権現像を安置したことで、修験道の霊場としても発展しました。「御嶽」という名前は、金剛蔵王権現が祀られる奈良・吉野の金峰山を指すといわれます。お社の名前にも深い御由緒がありました。

武蔵御嶽神社の御祭神は、櫛真智命(くしまちのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)。

特に櫛真智命は占い・厄除けの神として信仰されてきました。

さらに御眷属として祀られるのが、日本武尊を導いた白狼=「おいぬ様(大口真神)」です。魔除けや火難・盗難除けの神として知られ、近年ではペットの守護神としても広く信仰を集めています。

犬と一緒に御祈祷を受けられるため、境内では多くの犬連れの参拝客を見かけますが、どの犬も落ち着いていて、飼い主との信頼関係の深さがそのまま伝わってくるようでした。ケーブルカーや飲食店でもエリアを分けるなどの配慮が行き届いていて、安心して過ごせる環境が整っています。

武蔵御嶽神社のおみくじは当たる?

石段を上り、随神門をくぐると拝殿に到着します。
視界が開け、武蔵野の景色が広がると同時に、空気がすっと澄んでいくようでした。

参拝後にぜひ体験していただきたいのが、おみくじです。

武蔵御嶽神社のおみくじは、主祭神である櫛真智命にちなんだもの。江戸時代から続く形式で、当時の体裁と言葉をそのまま残しているため、竹籤を引く場所のすぐ横に現代語訳の解説書が備えられています。

一見難しく見える言葉の中に、その時の自分の状態と見通しが的確に示されるといわれ、実際に「よく当たる」と評判です。そして本当に自分がいただいた言葉は、

さしてうれゐる事にもあらざるに、愁へる心多し あんじざる事をあんじる心なり……

たいして嘆くようなことではないことでも嘆いてしまうことが多く、心配しないでいいことも心配してしまう。。。本当にその通りでした。おかげで気持ちがすっと切り替わりました。

武蔵御嶽神社で「立ち入りご遠慮」の場所とは?

今回の参拝で、最も印象に残ったのは、さらにこの後でした。

拝殿の左側から奥へ進むと、犬と一緒には入れない静かなエリアがあります。
そこには二柱社、八柱社、神明社、東照社など、多くの神々が祀られ、本殿を取り囲むように並んでいます。

一番奥に、大口真神を祀るお社があり、少し離れた場所に控えめに立てられた案内板がありました。

「太占(ふとまに)斎場」。毎年1月3日に行われる非公開の神事「太占祭」の場で、鹿の骨を焼いてそのひび割れから神意を読み取る古代の占いが、いまも続いている場所です。

その結果であるお告げ(太占表)が、たしかに神符授与所にて授与されていました。古事記にも語られているこの太占が行われているのは、全国でも群馬の貫前神社と武蔵御嶽神社のみだそうです。

ロープが張られ、立ち入ることはできません。けれど、その場所だけ空気の質がはっきりと違うように感じました。

土地そのものが放つ、強くて濃い存在感。長い時間の中で、問いが立てられ、受け取られてきた場所の重みと緊張が、そのまま静かに残っているようでした。

さらに奥へ進むと、奥宮が鎮座する奥の院峰を望む遥拝所があります。
美しい三角錐の山の姿を前にすると、この場所全体が御神域であることが、改めて感じられました。

すべてのお社を巡り終え、旧本殿隣に並ぶ皇御孫命社の阿吽像のくるりと尻尾が丸まった、かわいらしい猪のような姿を眺めていたら、金色のトカゲがゆっくりと足元を横切っていきました。

下山途中には、行列ができていた「紅葉屋」でくるみうどんをいただき、「奥多摩温泉 もえぎの湯」で森の緑を眺めながらゆっくりと体を休めました。

多層な神々の重なりに触れる不思議な体験をたくさんいただいて、いまもどこか整った感覚が残り続けています。

武蔵御嶽神社へのアクセス

武蔵御嶽神社
御祭神
 櫛真智命
 大己貴命
 少彦名命
住所:東京都青梅市御岳山176番地
アクセス:JR 御嶽駅下車
   西東京バス/多摩バス 「ケーブル下」下車 
   御岳登山鉄道ケーブルカー 滝本駅ー御岳山駅(6分)ー徒歩(25分)
開門時間:8:30-17:00

コメント

タイトルとURLをコピーしました