筑波山神社に参拝しました。
筑波山神社は、関東平野をのぞむ霊山・筑波山を御神体とする古社です。西側の男体山と東側の女体山、二つの峰を信仰の対象としています。関東でも数少ない「登拝できる神社」として知られています。
ふもとの宿に泊まった翌日、気軽な気持ちで上がってみると、そこはまったくの別世界でした。登拝というよりも山の中に入れていただくような感覚。この記事では、筑波山神社の特徴やご利益について、実際に感じた体験とあわせて紹介します。
筑波山神社とは? ご神体は?
筑波山は、遠くから見ても男体山と女体山が並ぶ姿が美しく、すぐにわかるような存在感のある山です。
御祭神は、国産みの神である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冊尊(いざなみのみこと)。建立は神代にさかのぼると言われ、公式サイトによれば、筑波山縁起ではこの山自体が神々の降臨の地とされていて、山そのものが信仰の対象であることがよくわかります。
即ち二神は東方霊位に当る海中に筑波山を造り得て降臨し給い、天之御柱を見立て、左旋右旋して東西御座を替え給い、相対面なされて夫婦となり大八洲国及び山河草木を生み給う。次に日神、月神、蛭児命、素盞鳴尊を生み八百万神を生み給う
この四柱は、以下の摂社に祀られています。
稲村神社(天照大御神)
安座常神社(素盞鳴尊)
小原木神社(月読尊)
渡神社(蛭子命)
筑波山神社のご利益は?
筑波山神社のご利益は多岐にわたります。
縁結び、夫婦和合、家内安全、子授け、子育てなど。
開拓、国家運営、社運隆昌、職場安全、工事安全、交通安全など
豊作や大漁、厄除、方位除、心願、安産、進学等の合格祈願など。
ただ、実際に登ってみると、一つ一つの願いよりも、もっと大きなものを叶えていただくような感覚のほうが印象に残っています。
筑波山の登拝コースとは?
筑波山神社は、この山の中腹でまず神社を参拝し、その後、山頂へと向かいます。
ふもとからは五つの登山コースがあり、ケーブルカーやロープウェイもありますが、歩くと山の変化をより感じることができます。といいつつ、山頂からの眺めが早く見たくて、私は筑波山神社から、ケーブルカーで筑波山頂駅に向かいました。
女体山とは?
筑波山は、後から知ったのですが「最も標高が低い日本百名山」とも言われています。軽い気持ちでケーブルカーを降り、にぎやかな売店が並ぶエリアに行ってみると、すでにお店は大混雑、その先の山道にも人が続いています。休憩するのは早々に諦めて、まずは女体山を目指します。
しっかりと山歩きが楽しめる道を、約30分ほど登ると、岩場の手前で行列ができていました。そこが、女体山の山頂、877mにある御本殿です。
上に立った瞬間、視界が一気に開けます。
遠くへ、遠くへと広がる景色。風と空の大きさを、そのまま体全体で感じました。
男体山とは?
女体山から一度、さきほどの売店エリアまで戻り、そのまま前方の男体山の頂を目指して、坂道を登ります。途中でカタクリやスミレ、ニリンソウなど可愛くて美しい花を見ることができましたが、こちらはより傾斜が急になります。その分、思っていたよりもすぐに871mの山頂へ到着しました。
この男体山の御本殿がまた天空の場所にあり、傾斜も急で浮遊感のようなものを感じます。けれど、不思議なことに外に開くというよりも、内側が静かになっていきます。
同じ山の中にありながら、女体山と男体山で、これほど体感が違うことに少し驚きました。しばらくそこにいて、すっ、と落ち着いていく感覚を味わいました。
筑波山神社 人気のお守りは?
筑波山神社のお守りは、これもやはりたくさんの種類がありましたが、その時は縁結びのお守りを手にされる方が多いようでした。白くて柔らかい雰囲気が印象的でした。
個人的には、災難除守の星や格子の印が気になりました。「魔除けの図柄」が描かれているそうです。
筑波山神社はどんな人におすすめ?
筑波山神社の参拝は、どこか「日本らしさ」を感じる体験でした。
大きく空へと広がっているのに、中心がどこかにあるわけではなく、同時にこの場所全体が中心のようにも感じられる、不思議な感覚です。
今の自分の位置を確かめたいとき、少し立ち止まって整えたいときにおすすめしたい場所です。
何より、二つの山頂を行き来できるのがこの山の魅力です。道を歩き、登り、景色を楽しみ、また戻る。その流れの中で、気づくと少し整っている。
女体山と男体山。同じ山の中にあり、頂からの眺めはそれほど変わらないはずなのに、確実に違う空気をもつ二つの場所。
山を降りてまた神社の境内を歩いたとき、空から地上に戻って来たような、とてもうれしい気持ちになりました。
登ることで体感できる変化が、この山にはあるように思います。
筑波山神社へのアクセス
筑波山神社 御祭神 伊弉諾尊 伊弉冊尊 住所:茨城県つくば市筑波1番地 アクセス:つくばエクスプレス 秋葉原-つくば駅(45分) つくば駅より 筑波山シャトルバス(40分) 常磐自動車道土浦北ICより、国道125号線経由(約40分) 駐車場有(ご祈祷者無料)

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